使徒7:51-8:2

使徒

第7章

7:51ああ、強情で、心にも耳にも割礼のない人たちよ。あなたがたは、いつも聖霊に逆らっている。それは、あなたがたの先祖たちと同じである。7:52いったい、あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者が、ひとりでもいたか。彼らは正しいかたの来ることを予告した人たちを殺し、今やあなたがたは、その正しいかたを裏切る者、また殺す者となった。7:53あなたがたは、御使たちによって伝えられた律法を受けたのに、それを守ることをしなかった」。
7:54人々はこれを聞いて、心の底から激しく怒り、ステパノにむかって、歯ぎしりをした。7:55しかし、彼は聖霊に満たされて、天を見つめていると、神の栄光が現れ、イエスが神の右に立っておられるのが見えた。7:56そこで、彼は「ああ、天が開けて、人の子が神の右に立っておいでになるのが見える」と言った。7:57人々は大声で叫びながら、耳をおおい、ステパノを目がけて、いっせいに殺到し、7:58彼を市外に引き出して、石で打った。これに立ち合った人たちは、自分の上着を脱いで、サウロという若者の足もとに置いた。7:59こうして、彼らがステパノに石を投げつけている間、ステパノは祈りつづけて言った、「主イエスよ、わたしの霊をお受け下さい」。7:60そして、ひざまずいて、大声で叫んだ、「主よ、どうぞ、この罪を彼らに負わせないで下さい」。こう言って、彼は眠りについた。

第8章

8:1サウロは、ステパノを殺すことに賛成していた。
その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起り、使徒以外の者はことごとく、ユダヤとサマリヤとの地方に散らされて行った。8:2信仰深い人たちはステパノを葬り、彼のために胸を打って、非常に悲しんだ。


Top